豊子の乱は松下主任と澄子がやさしかった

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ひよっこ ドラマ

豊子の乱が6月1日から2日にかけて放送されました。
豊子の立てこもり事件。
優秀でまわりに迷惑をかけてこなかった優等生の豊子が、自分の気持ちに正直になって、すべてをさらけだして抵抗する。

アラフォーな私は金八先生の加藤を思い出さずにはいられませんでした。
中島みゆき流れたらどうしようとドキドキ…。

豊子の乱だったけど、松下主任のかっこよさ、男らしさが際立った回でした。
そして、澄子、いい仲間だよね。

豊子の乱とは

1965年、東京の向島電機で起こった兼平豊子立てこもり事件。
会社最後の日、みんなと別れたくない、はじめて自分に素直になれた場所を失いたくないという豊子が最後の抵抗をした。
仲間の説得にもいやだと抵抗したが、この会社が壊されてしまうよという寮母の愛子の言葉で自らカギを開け、立てこもりは終わった。
時間は10分程度とわずかだったが、向島電機の工員たちの記憶に深く刻まれる事件となった。

この様子は2017年にNHKのテレビドラマとして6月1日と2日に放送され、共感する人が多数生まれた。

豊子の乱で松下主任の株急上昇

豊子の乱で豊子が注目されたのはもちろんですが、株が急上昇したのが松下主任。
機械を引き取りに来た業者を足止めして、待ってくださいと頭を下げる松下主任。
じっと豊子の話に扉越しに耳を傾け、静かに待っていました。

普通なら、豊子!バカなことしないで早く開けなさい!!
と主任の立場で言いそうですが、やさしくじっと待っていました。

向島電機が閉鎖しなくてはいけなくなり、すごく落ち込んでいた松下主任。
会社がなくなって心を痛めてるのは工員たちだけじゃなくて、松下主任も同じだったんですよね。
愛子さんにも励まされていたし。

豊子の乱松下主任の泣ける言葉

もう時間だと言ってドアを壊してでも入ると言ってきた搬出作業員に対しての松下主任の言葉が男でした。
涙をうかべながら…

ちょっと待ってくれと言ってんだ!
あなたたちだってあの子と同じように働く人間だろ
(作業員の旨をたたきながら)
わからないかあの子の気持ちが

中学出たばっかで
女の子が
たった一人で親元を離れて

初めての職場なんだ

なくなるのが嫌だっていう気持ち
あんただってわかるだろ!

作業員に俺たちだってこんなことしたくないけど仕事なんだと言われ
黙って頭を下げる松下主任

愛子に大丈夫、豊子は自分で出てきますと言われて振り返った松下主任の目は赤く、目から涙が流れ落ち…

泣けました。
BSと総合で朝は二回見て、お昼にもう一回見たのですが、三回とも泣けました。

立てこもりの場面も泣けたけど、搬出が終わって乙女たちがごはんを食べに行った後ろ姿に向かって深々と一礼する姿がもう涙腺崩壊。

豊子の乱で気持ちを全てさらけ出した

豊子はいつも我慢してきたけど、豊子の乱でいやだという気持ちを全てさらけ出しました。

最初は心は開けなかったけど
時子が

もういいでしょ

もう維持張らなくていいでしょ

って、うれしかった。
ここ(向島電機と乙女寮)は本当の自分になれるところ
今までそんなところはなかった

だからこの工場で、乙女寮で、
仲間たちと

一緒に笑って
一緒に泣いて
一緒に悩んでくれて

そんなのはじめてだったのに…

どうしてみんなと一緒にいちゃいけないの!?
どうしてここで働いてはいけないの!?

何言ってんだか
自分でもわかんねぇよ
わかっとうこっちゃ

ばかでいいじゃんっ…

豊子の心からの叫びが本当に泣けました。
豊子の最初の姿を思い出して、乙女寮で変わったんだなと思うとまた泣けてきて。

豊子の乱で本気の涙を流した澄子

豊子がカギをあけたとき、真っ先に入っていき抱きしめたのがライバル澄子でした。
いつもけんか腰だけど、二人は同じ中卒で上京してきたメンバー。

おらがバカなら、おめぇは大馬鹿だっ!

と叫んだ澄子にまた涙。
ほんと、朝から何度も泣かされました。
普段ぼーっとしてる澄子だけど、この日の洗面所から異変に気が付いていたんですよね。

自分の素を出せる場所であった乙女寮。
豊子が失いたくないという気持ちは痛いほどわかります。

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