日馬富士の暴行事件、今も角界は変わっていなかったのか?
過去にも相撲界で暴行事件が発生しています。
新潟出身の力士だったので、記憶に残っています。
時太山。
当時、新潟のニュースでよく報道されていました。
複数名から暴行を受け、この世を去った時太山。
時太山の父が無念を語っていました。
日馬富士以前に暴行事件があった相撲界
日馬富士がビール瓶でなぐりけがをさせたという事件。
過去の事件を思い出しました。
時太山。
本名は斉藤俊(さいとうたかし)さん。
当時、時太山の父親がよくインタビューで受け答えをしていました。
「かわいがり」
時太山の事件でよく出てきた言葉です。
かわいがりという名のいじめ、暴行。
俊さんが亡くなって10年が過ぎたが、テレビで相撲を見ると今も鳥肌が立つ。脳裏に浮かぶのは、自宅に運ばれた傷だらけの息子の姿。「周りから『もう忘れなさい』と言われるが、あの時から時間は止まったまま。元気だった頃の様子を思い出すのが難しい」とうなだれた。
何年たっても、記憶は薄れないのだと想像します。
事件のとき、もしも新潟に戻る前に火葬されていたら、真実は闇の中だったかもしれません。
親方からは通常の稽古でなくなったと説明されたそうです。
稽古場を脱走した時太山。父に話したのは、帰りたい。
そのとき、高校中退でハンデがあるから、精神面を鍛えてこい、数年やればどこにでも就職できるから、
とアドバイスをしたそうです。
その後もう一度脱走。
脱走翌日に、かわいがりによる暴行がありました。
ビール瓶と金属バットによる殴打で、時太山の体はあざだらけだったそうです。
我が子がもしも、そんな姿で帰ってきたらと思うと
言葉が出ません。
再び起こってしまった、相撲界での暴行事件。
日馬富士がなぜ暴行したのか
原因究明と、再発防止が求められます…